2009/04/24

広告:タレントの起用自体見直せばよいのでは?

草なぎ剛がブリトニースピアーズ並のスタンスで(メディアに)露出していますが、一番気になるのは彼の持っていたストレスの内容以上に、鳩山邦夫総務大臣の発言です。「絶対許さない。最低の人間だ」ってまっこうから100%の責任をタレントにおっつける人もお得意さんとして珍しいのではないでしょうか。
どこの広告主も、広告にタレントを起用する際の効果とそのリスクはセットで認識しているはず。契約期間中の不祥事によって内容を差し替えるはめになった広告主は山ほどいるわけですが、ここまで自分らで起用しておいたタレントを手放しで罵倒する人もいないでしょう。だって自分らで起用したのですから、自分らのほうにも責任があるわけですよ。一般的には「大変残念」とか「遺憾」が妥当です。

ところで中央省庁関係では2004年江角マキコが年金啓蒙CMに起用されるも国民年金未納機関があったことで6億円を投じたというキャンペーンが頓挫した件も記憶に新しいですね。そして福田官房長官(当時)のコメントといえば「面白いというか、ちょっと間が抜けたような気がする」。と100%他人事というか、あろうことかおもしろがってましたね。鳩山大臣とはまた違った方向で責任転嫁してます。そしてだれもそこから学ばなかったと。
とにかく中央省庁は関連CMにタレントを起用するのはもうやめたらどうでしょうね。